シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆が、7月29日(現地時間)に行われたニューヨーク・ヤンキース戦の8回に値千金の同点ソロ本塁打を放った。前日の28日には、村上の故郷である熊本県で最大マグニチュード7.1の地震が発生し、被害は今なお拡大している。地震の一報を受けた村上は、試合後にその胸中を明かした。
村上"驚き、打ちのめされた"と告白
英字紙『The Japan Times』によると、熊本地震による死者は災害関連死の疑いがある人を含め38人に上っている(8月2日時点)。地震の知らせを受けた村上は、米紙『Chicago Sun-Times』の取材に対し、通訳の八木健三氏を介して「本当に驚き、打ちのめされた」と悲痛な心境を明かした。村上は、2016年の熊本地震からようやく本格的な復興が進みつつあった時期だったと明かし、心境を語った。
地震発生時、村上の両親はシカゴに滞在していたが、急遽予定を切り上げて帰国。村上は同紙に対し、親族の無事は確認できたものの「10年前を思い出すというよりは、被災したすべての人々のことが心配だ」と胸中を明かしていた。
村上が語る「熊本に元気を届けたい」

地元への思いをバットに込めた村上は、ヤンキース戦の8回に打球速度104.6mph(約168.3km/h)、飛距離403フィート(約122.8m)のホームランを放ち、チームは延長戦の末に勝利した。米紙『Chicago Sun-Times』によれば、村上は試合後に「日本のみんなからの応援が自分の力になっている」と感謝を述べた。
続けて「プロ野球選手として、熊本のみなさんに元気を届けられるよう精一杯プレーしたい」と思いを語っている。『MLB.com』は、村上が2016年の震災時にも復旧作業に尽力した経緯を紹介し、今回も再び野球を通じて故郷を勇気づける姿を伝えている。
