2025年にトルコで行われたイングランドU-16代表の合宿中に撮影された動画が、SNSで再び拡散されている。ウルヴァーハンプトン公式サイトの声明およびイングランドサッカー協会(FA)のコメントによると、ホテルの客室で選手同士が争い、一方が相手に暴行を加える様子が映っているという。当事者が所属するウルヴァーハンプトンは7月26日に声明を発表したが、その内容をめぐって選手擁護に偏っているとの批判も出ている。
イングランドU-16代表、暴行を誰も止めなかった
同メディアによると、動画は約1分間で、イングランド代表の練習着を着た選手がベッドに横たわる別の選手の携帯電話を奪おうとする場面から始まる。その後、両者はもみ合いとなり、奪おうとした選手が相手を羽交い締めにして部屋を引きずり回した末、床に投げつけたとされる。周囲には多くの選手がいたものの、止める者はおらず、「もっと殴れ」などと暴行をあおる声も聞かれた。
動画を見たファンから「明らかないじめだ」との批判が相次いだという。イングランドサッカー協会は、「内部の問題から生じた事案であり、速やかに解決された」との見解を示した。
ウルヴスが脅迫行為を警察に通報

ウルヴァーハンプトンのアカデミーディレクター、ジョナサン・ハンター=バレット氏は、いかなる状況でも暴力を容認しないと強調。一方で、「(動画は)かなり長い一連の出来事のうち、最後の部分しか映していない」と説明した。未成年選手を特定、脅迫や中傷を行う人々の悪質行為について、同クラブは警察へ報告したとし、動画を共有したりコメントをしたりする前に考えてほしいとも呼びかけている。
ただし、クラブが暴行そのものへの言及や謝罪よりも選手保護を強調したとして、同メディアは当該選手をかばっているとの指摘も出ていると報じた。
