ロサンゼルス・ドジャースの地区独走状態が続くなか、メジャーリーグ内でサラリーキャップ制度導入を求める議論が再燃している。圧倒的な資金力から巨額補強が注目される同球団だが、米スポーツメディアは単なる「金満」にとどまらないチームとしての真の強みを指摘した。

圧倒的な資金力と最高峰の育成システム

米メディア『CBS Sports』によると、ドジャースは2026年シーズンの最終的な総年俸は、全30球団のトップに立つ見通しだという。昨季は1億6,900万ドル(約245億円)の贅沢税を支払っており、今季も同規模の負担が見込まれる。今季のトレードデッドラインでは、デトロイト・タイガースから2年連続サイ・ヤング賞のタリック・スクーバルを獲得した。

一方で同メディアは、ドジャースの本当の強みは育成力にあると強調した。開幕前のファーム組織ランキングで首位、トレード期限後も2位を維持し、若手有望株の層の厚さは群を抜いている。実際に、今季ドジャースの大谷翔平に次ぐ貢献度(WAR)を記録するアンディ・パヘスは、わずか30万ドル(約4,350万円)の契約金で獲得した育成の賜物だ。

サラリーキャップ導入でも変わらない強さの秘訣とは

画像: サラリーキャップ導入でも変わらない強さの秘訣とは

メジャーリーグ内では競争の均衡を目的としたサラリーキャップ導入を求める声が強まっている。しかし『CBS Sports』のマット・スナイダー記者は、サラリーキャップが導入されても、ドジャースの優位性は揺るがないとの見解を示した。大谷や山本由伸のような主力選手は、勝利を求めて低年俸を受け入れる可能性があり、NBAなど他競技でも同様の事例が存在するためだ。

また、スカウティング力やドラフト下位指名のウィル・スミスやジャスティン・ロブレスキーを主力に育て上げた育成力も優れ、圧倒的なチーム層の厚さを維持している。同記者は、ドジャースは現行ルールの枠組みで最も効率的に運営されている球団であり、仮にルールが変更されてもその中で最適解を見出し、予算制限の影響を受けにくいと見られている。

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