フランスの男子テニス選手テレンス・アトマンが、ローマで行われた大会中にファンから位置情報を追跡されていた経験を明かした。ホテル周辺で何度も見かけたファンの1人が、最終的にはアトマンの部屋のドアをノックしてきたという。その人物がアトマン宛てに残していたバッグには、Appleの位置情報追跡端末「AirTag」が仕込まれていた。ドアの前で何が起きたのかを、イタリアメディアが8月16日に伝えている。
ローマの部屋にファンが訪ねてきた
イタリアメディア『Fanpage.it』によると、アトマンは仏紙『L'Equipe』のインタビューで、「一度、ローマで怖い思いをした」と切り出した。ホテルの外をうろつくファンが何人かいることには気づいていたが、後をつけられている程度に考えていたという。ところが、そのうちの1人が部屋のドアをノックしてきた。
アトマンによると、この人物が自身宛てに残したバッグには追跡用のAirTagが仕込まれており、相手はこれによって居場所を突き止めたとみられる。本人は「ドアの前に立ったまま、少し間抜けな気分だった」と振り返り、相手が10分間にわたって身の上話を続けたと明かした。
昨夏のシンシナティで一気に注目された

アトマンは続けて「どう反応していいか分からず、少し怖かった」と語り、この一件以降はより慎重になったとしている。注目度が高まる転機となったのは、2025年のシンシナティ・オープンでの準決勝進出だった。ヤニック・シナーに敗れたものの、ランキングと収入の両面で状況が変わり、本人は「あの大会が人生を変えた」と話す。
現在は世界ランキング45位につけ、今年のシンシナティ・オープンでも2回戦でトマス・マルティン・エチェベリーを破った。ただし3回戦では第1シードのアレクサンダー・ズベレフに7-6(4)、7-6(8)で敗れ、大会を後にしている。
