岡崎慎司氏も所属したレスター・シティが、クラブ売却に向けて動き出しているようだ。英『BBC』が報じた。2010年からクラブを所有しているタイのキングパワー・グループが、撤退する意向を示しているという。そこで、売却に向けて示されたクラブの資産価値にも注目が集まっている。
シティグループが算出した資産価値に迫る
米投資銀行シティグループが「Project Lineup」と題した8ページの資料を作成した。その中には、レスターの男子・女子チーム、その他主要資産であるキングパワー・スタジアムや、2020年にオープンし、約26億円(1.21億ポンド)と評価されるシーグレーブのトレーニング施設が対象として記載されている。
また、クラブの有形資産は2億ポンド(約430億円、1ポンド=215円換算)超と評価。「上位カテゴリーへの昇格で優れた実績を持つクラブを買収できる貴重な機会」とアピールしている。しかし、選手を含めたクラブ全体の具体的な売却価格は示されていない。一方で、2025年度決算で明らかになった約103.6億円の銀行融資や、2023〜2025年の3年間で計上した約180億円超の損失については、この資料で触れられていない。
王者から3部転落までに何があったか

レスターは2015-16シーズン、開幕前のオッズが5000倍と評されながらも、奇跡のプレミアリーグ制覇を果たした。当時、日本代表FWの岡崎慎司も主力としてプレーしていたことでも知られている。その5年後には、FAカップも制すなど、輝かしい実績を誇っているクラブだ。
しかし、近年は成績低迷に苦しんでいる。2023年から2025年の3年間でトップリーグから2度降格し、現在はリーグワン(3部)にまでカテゴリーを落としている。キングパワーによる買収から16年を経て、クラブの大きな転換点を迎えそうだ。
