エジプト代表を率いるホッサム・ハッサン監督が、滞在先のホテルで突然意識を失い、救急車で病院へ搬送された。独紙『BILD』などは、監督の家族をめぐって起きたある騒動の渦中での出来事だったと報じている。現場はホテルの従業員や警備員が割って入るほどの混乱となり、その最中に指揮官は倒れたという。搬送後、ハッサン監督の容体は安定していると伝えられている。

ポルトマリーナのホテルで口論が乱闘に発展

同紙によると、SNSでは女性2人が激しく争う様子を捉えたとされる映像が拡散し、目撃者は拳が飛び交って物も使われたと証言しているという。エジプトメディア『Egypt Telegraph』のサーミー・アブドルラーディ編集長は、失神は殴打ではなく心理的な圧力によるものだったとの見方を示した。

さらにUAEメディア『Sky News Arabia』は、騒動がエジプト北部のリゾート地ポルトマリーナのホテル内カフェで始まったと報じている。同メディアは双方の代理人に直接取材し、口論はハッサン監督の家族らを巻き込む衝突に発展したと伝えた。どちらが先に手を出したかについては、双方の代理人の主張が食い違っている。

和解の一方で監督が下した"もう一つの決断"とは

画像: 和解の一方で監督が下した"もう一つの決断"とは

同メディアによると、現場に駆けつけた警察に届け出が行われた後、当事者間で和解が成立して届け出は取り下げられたと双方の代理人が説明している。一方でダン・アダムさん側の代理人モハメド・シャムス弁護士は、ハッサン監督が第一夫人ホワイダ・アル・ガルバウィさんと正式に離婚したことを明らかにした。独紙『BILD』などによると、ハッサン監督は1994年にホワイダさんと、2015年にダン・アダムさんと結婚している。

ハッサン監督は今夏のFIFAワールドカップ2026で同国を史上初の決勝トーナメント進出へ導き、ラウンド32ではオーストラリア代表と1-1のまま延長を終えてPK戦を4-2で制し、ベスト16進出を果たした。もっとも同ラウンドではアルゼンチン代表に2-3で敗れて大会を去っており、試合後には審判団の判定を巡って猛抗議する場面もあった。

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