レアル・マドリードDFラウール・アセンシオが、2023年の性的動画無断撮影・拡散事件をめぐる裁判で無罪となった。9月3日にスペイン・グラン・カナリア島で開かれた公判で、被害女性2人がアセンシオを含む4人を赦す意思を法廷で表明したためだ。検察からは禁錮2年6カ月が求刑されていたが、被害女性の「赦し」によってアセンシオの刑事責任は消滅している。この「赦し」は、元同僚3人への処分にも影響を及ぼしている。

被害女性2人の「赦し」が刑事責任を消滅させた

スペイン紙『AS』やスペイン通信社『EFE』によると、被害女性2人は公判で、被告4人それぞれを個別に赦す意思を示した。2人は、外部からの圧力も条件もなく自らの意思による判断だと法廷で明言している。アセンシオは撮影にも性的行為にも加わっておらず、後日受け取った動画を第三者に見せたとして、プライバシー侵害の罪に問われていた。

スペイン刑法はこの罪について、被害者の赦しを刑事責任が消滅する事由と定めている。アセンシオは2人への補償をすでに済ませ、動画を見せたことを詫びる謝罪文でも「過ち」と認めていた。

元同僚3人は禁錮1年の判決

画像: 元同僚3人は禁錮1年の判決

2023年6月の事件で無断撮影と拡散に問われたのは、当時レアル・マドリードの下部組織にいたフェラン・ルイス、フアン・ロドリゲス、アンドレス・ガルシアの3人だ。被害女性2人のうち1人が当時16歳だったことから、3人には児童ポルノの罪も問われていた。

この罪は赦しでは消えないが、『EFE』によると、検察が赦しを踏まえて酌量事由を認め、3人は禁錮1年の判決を受け入れた。刑の執行は再犯しないことを条件に猶予されており、被害者への2年間の接近禁止や未成年者に関わる職務への3年間の就業禁止に加え、性犯罪に関する再教育プログラムの受講も義務付けられている。

This article is a sponsored article by
''.