8月31日、男子バスケットボール中国代表は浙江省諸暨市の西施(シーシー)バスケットボールセンターで行われた試合で、レバノン代表に89-87で勝利した。しかし、第4クォーターにサイドラインにいたファンがボールを拾い上げて、コートに勢いよく投げ入れたところ、中国のガード、ジャオ・ジーウェイに当たってしまったという。中国メディア『ザ・ペーパー』はファンがボールを投げ込んだ理由と過去の事例についても明かした。
解説者がボール投げ込みの理由を明かす
同メディアによると、ボールを投げ込んだファンは16歳の高校生で、地元スポンサーの息子として最前列のVIP席に座っていたという。すぐに警備員に連行され、コートから退場させられた。
解説者を務めるスー・チュン氏によると、ヤン・ハンセンが相手の度重なるファウルにもかかわらず笛を吹いてもらえなかったことに『怒りがこみ上げた』ファンが、審判かレバノン代表選手を狙ってボールを投げ込んだという。ただし『狙いはあまりに悪かった』とし、誤って味方選手に命中したと指摘した。
中国メディアが示す”愚行の背景”

2015年にも中国バスケットボールリーグ(CBA)でファンが選手に怪我をさせる事例が起きていたという。ホームチームのファンがコートにペットボトルを投げ込み、中国代表のポイントガード、グオ・アイルンのまぶたを負傷させ、縫合手術を必要とする怪我を負わせていた。
中国メディアは、今回の問題は10代の若者の自制心の喪失というよりも、社会全体への警告だとしている。続けて、この問題の背景には、スポーツ教育の欠如があるとした上で、この教訓を教育の出発点とすることの重要性を説いている。
