ブラジルのスポーツ司法最高裁判所(STJD)は9月4日、少年をめぐる場内の混乱で、SCコリンチャンス・パウリスタに1万レアル(約32万円)の罰金を科した。8月30日のブラジル全国選手権セリエA第25節、コリンチャンスはサントスFCに0-1で敗北。その試合後、8歳のコリンチャンスファンがサントスのブラジル代表FWネイマールからユニフォームを贈られ、周囲のサポーターから罵声を浴びたという。少年と家族は警察官や警備員に付き添われてスタジアムを離れたが、ネイマールは試合直後、コリンチャンスのサポーターについて、ある言葉を残していた。

混乱防止の不備を3対2で認定

STJD公式サイトによると、第7懲戒委員会はコリンチャンスに合計2万500レアル(約65万円)の罰金を科した。うち1万レアルが、スタジアム内の無秩序を防止・鎮圧する措置を怠ったとするブラジルスポーツ司法法典第213条第1号の適用で、3対2の多数決で決まった。報告書には、ユニフォームの贈呈後に一部サポーターが罵声を浴びせ、コップを投げたことも記録されている。

残る1万500レアル(約33万円)は、後半開始時のピッチへの再入場が3分遅れた件と、入場セレモニーで上限22人を超える67人の子どもを参加させた件によるもの。いずれも第一審の判断であり、STJDの全員協議会への上訴が可能となっている。

少年の横断幕にネイマールが応えた理由

画像: 少年の横断幕にネイマールが応えた理由

ブラジルメディア『ge』によると、ネイマールは試合直後、少年の横断幕に「コリンチャンスが大好きだけど、あなたのファン」と書かれていたと明かした。「約束したから渡した」と語り、応援するチームが違っても選手に憧れることはあるとの見方を示した。コリンチャンスのサポーターについては「負けていても最後まで声援を送っていた。あんな光景はどこでも見たことがない」と述べ、「全員に脱帽だ」と敬意を表している。クラブ側は審理で、少年と家族を別ルートで退避させて事態の拡大を防いだと主張した。

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