MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツが、公式Xで予測市場Kalshi(カルシ)の利用を促し、批判を受けている。延長戦のハイライト映像とともに、試合結果などの予想を金銭取引につなげるサービスを紹介したもので、投稿は試合終了の約1時間後だった。9月3日付の米メディア『SFGATE』は、地元メディアやファンの反発を報じている。批判は球団が自チームの試合に絡む取引を勧めたことに加え、投稿の見せ方にも向けられた。

ハイライトから取引へ誘導

同メディアによると、投稿はフォロワー約160万人の公式アカウントから配信され、広告であることを示す表示は付いていなかった。添えられた文言は「延長戦でのバント、敬遠、適時二塁打で勝利確率が49%から77%に上昇した」というもの。そのうえでKalshiのアプリを入手するよう促し、「次に何が起きるかを取引しよう」と呼びかけた。

Kalshiはジャイアンツを含む5球団と提携しており、アトランタ・ブレーブスも約1カ月前に同社の広告を投稿している。同メディアは、自チームの試合を対象に取引を促したのはジャイアンツだけとみられると伝えたが、法令やMLB規定への違反が認定されたとは報じていない。

地元メディアとファンが反発

画像: 地元メディアとファンが反発

同メディアによると、地元ラジオパーソナリティのデイモン・ブルース氏は「我々のスポーツの羅針盤には、何かひどく間違ったところがある」と批判している。同メディアのコラムニスト、デイブ・トーベナー氏も、Kalshiとの提携を疑問視した自身の過去のコラムに触れ、今回の投稿を「その実例だ」と評している。

米紙『San Francisco Chronicle』によれば、長年のファンからも「こうした賭博サイトの宣伝は恥ずべきことだ」との声が上がった。9月3日付の同紙記事の掲載時点で、球団から取材への回答は得られていなかった。

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