サッカー中国代表が9月8日に発表した30人の代表候補メンバーに、17歳の高校生であるジャオ・ソンユエン(趙松源)を招集した。プロクラブとの契約もプロリーグ出場経験もない選手の代表招集は、中国サッカーのプロ化以降で初めてのことだという。中国のニュースサイト『捜狐』が報じた。
ブルネイ戦で1試合6得点——21年ぶりのU17W杯出場権獲得に貢献
同記事によると、ジャオ・ソンユエンは清華大学付属高校に通う現役高校生で、U17アジアカップ予選では5試合11ゴールを記録し得点王に輝いた。ブルネイ戦では1試合6得点という同世代代表記録を樹立し、東ティモール戦では途中出場からわずか30分でヘディングハットトリックを達成した。
今年5月のU17アジアカップ本大会では決勝まで進出し、日本に敗れ準優勝に終わったものの、決勝で自らPKを獲得し自身で決めた。この結果、中国は21年ぶりにU17W杯出場権を手にした。
アーセナルU17・レバークーゼンU17相手にも活躍——「観察と経験」が目的

8月の上海国際大会では、アーセナルU17を相手に1人で4人を抜くドリブルからのゴールを含む2得点を記録し3-2の勝利に貢献。レバークーゼンU17戦でも途中出場1分でアシストとミドルシュートを決め逆転勝利をもたらした。両クラブの育成年代指揮官から公の場で称賛され、レバークーゼンU17の監督は「欧州で通用する実力を持っている」と評価。大会MVPにも選出されている。
同記事は、今回の招集はあくまで「観察と経験」が目的で、実戦起用は次回以降の23人メンバー入りが条件になると説明した。プロリーグでの経験を積めるかどうかが今後の課題になるとも指摘している。
