全米オープン女子シングルス1回戦、46歳のビーナス・ウィリアムズとソフィア・ケニンによるアメリカ人同士の一戦は、現地8月31日午前0時13分に始まった。女子では大会史上最も遅い開始時刻で、決着がついたのは午前2時を回ってからだった。敗れたウィリアムズは試合後、この異例の日程編成について率直な言葉を残している。深夜まで試合が続く問題は、その後の大会でさらに大きな論争へと広がった。

深夜の1回戦「理想的ではない」

英通信社『Reuters』によると、ウィリアムズはケニンに2-6、6-7で敗れ、シングルスを初戦で終えた。開始が日付をまたいだのは、前に組まれたノバク・ジョコビッチとマリアノ・ナボネの一戦が4時間36分に及んだためだ。ウィリアムズは「これほど遅く試合をしたことはない」としつつ、深夜まで残った観客への感謝を口にした。

一方で日程については「理想的ではない」と述べ、「これほど遅く始まる他のスポーツを知らないし、改善の余地があると思う」と語った。午前1時や2時にリズムをつかみ、最高のプレーをするのは簡単ではないとも振り返っている。

ペグラも全米OPの運営に改善を要求した

画像: ペグラも全米OPの運営に改善を要求した

その後も大会では深夜まで続く試合が相次いだ。同メディアによると、男子シングルス準々決勝のベン・シェルトン対カルロス・アルカラスは、9月9日午前3時33分に終了し、大会史上最も遅い決着となった。英メディア『Sky Sports』によると、勝利したシェルトンは観客席で見守った親友や家族に触れ、「3時間後に仕事に行かなくてよいことを願うばかりだ」と語ったという。

世界3位のジェシカ・ペグラも、英通信社『Reuters』の取材に対し観客や選手、関係者らへの影響を挙げ、「1時間早く始めるなど別の方法があるのではないか」と、大会側の編成に疑問を投げかけた。

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