陸上女子の英国代表エイミー・ハントが、テレビの生放送でハリウッド女優シドニー・スウィーニーへ向けた発言を行い、話題を呼んでいる。スウィーニー出演のスポーツ広告をめぐり露出表現が議論となるなか、レース直後のハントはカメラに向かって自身の考えを述べている。
生放送でハリウッド女優のスポーツ広告を批判
英紙『The Sun』によると、新設大会・世界陸上アルティメット選手権のブダペスト大会で世界の強豪と戦ったハントは、レース後の生放送インタビューでカメラを直視し、「シドニー・スウィーニー、これが女子スポーツの姿だ」と語った。優勝したメリッサ・ジェファーソン=ウッデンの「21.4秒」というタイムを挙げながら、「筋肉、ハードワーク、汗、血、涙。素晴らしい夜だ」と続けている。ハントは先月、バーミンガムで行われた欧州選手権の200mでも自ら優勝しており、女子アスリートとしての実感を込めた発言だった。
今回の発言は、スウィーニーがスポーツ予測プラットフォーム『Novig』の広告で、用具だけで身体を隠した姿を披露したことに対するものだ。同広告は女性スポーツの性的表現をめぐる激しい議論を引き起こしている。
選手から批判の声が相次ぐ

同メディアによると、ハントのほかにも多くのアスリートが異議を唱えている。水球オーストラリア代表のティリー・カーンズは、自身のInstagramで広告への不快感を表明し、競技中の映像を共有して本物の女子スポーツだと強調した。元オリンピック陸上選手のハンナ・ウィリアムズも、女性選手が真剣に扱われるための闘いを挙げ、批判的な投稿を行っている。
一方でスウィーニーは、過去に撮影で肌を露出した元テニス選手のセリーナ・ウィリアムズらの写真を共有し、反論を展開した。なお、スウィーニーは同社の株主であり、戦略的パートナーとしても参加している。
