NFLカンザスシティ・チーフスに所属するトラビス・ケルシーが、現地9月15日に連邦裁判所で開かれた詐欺事件の量刑審理で、被害者の一人として名前を挙げられた。集められた資金は3,500万ドル(約52億円)以上にのぼり、首謀者の男には厳しい判決が下されたという。米メディアは、投資家を欺き続けたその手口を伝えている。
返還命令と禁錮11年の判決
米メディア『TMZ』の報道によると、連邦裁判所で禁錮11年を言い渡されたのは『スウィフトアーク・キャピタル』を運営していたシッダールタ・ジャワハル被告だ。同被告は2026年1月に通信詐欺罪3件について有罪を認めており、判決とともに約3,135万ドル(約47億円)の返還を命じられた。
米メディア『CNN』によると、検察は同被告が集めた3,500万ドル以上のうち、実際に投資へ回されたのは約1,000万ドル(約15億円)にとどまったとしている。『TMZ』は、投資が失敗に終わったあとも運用が順調であると偽り、新規投資家の資金で過去の顧客へ支払う"ポンジ・スキーム"を続けていたと報じている。同メディアによると、顧客の資金でプライベートジェットの利用や高級ホテルの滞在など、贅沢な私生活も送っていたという。
当局はケルシーを事件の被害者と強調

同メディアによると、検察当局はケルシーについて、不正行為に関与した容疑者ではなく被害者であることを明確にしたが、具体的な損失額は開示されていない。米メディア『CNN』によると、2021年の米誌『Forbes』の記事は、ケルシーがジャワハル被告の会社が設立したファンドに投資していたと伝えていた。検察は被害者が計64人としたが、ケルシーとの関係の詳細への回答は控えている。
米メディア『ESPN』によると、ケルシーは3月にオハイオ州の湖畔の邸宅を535万ドル(約8億円)で購入し、7月にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで歌手のテイラー・スウィフトと結婚している。
