英国の陸上選手キーリー・ホジキンソン(24)が、9月18日にロンドンで開催された女子限定陸上大会「Athlos」の800メートルで優勝した。全身黒のフード付きスーツという斬新な出で立ちで登場し、大きな話題を呼んだ。米ランニング専門メディア『Marathon Handbook』などが報じた。
1分56秒40の大会記録——1年がかりで開発した特注スーツを初披露
同メディアによると、ホジキンソンは1分56秒40の大会記録で優勝し、2位に2秒以上の差をつけた。着用したのはナイキと1年かけて共同開発したカスタムスーツで、空気抵抗を減らす3Dプリントの突起が肩や太もも、胴体に配されている。
背中は大きく開き、頭部にはポニーテール用の穴が空けられていた。ホジキンソンは英国の通信社『Press Association』の取材に「少し緊張しながら登場した。サングラスのおかげで観客の声を遮断できた。一生忘れられない経験になる」と振り返った。
デザインは2000年シドニー五輪でキャシー・フリーマンが着用した衣装から着想を得たと明かしている。
7月以来白星なしの女王が意地を見せた

「Athlos」はReddit共同創業者アレクシス・オハニアン氏が立ち上げた女性限定の陸上大会で、今回が3回目、米国外では初開催となった。優勝賞金は6万5000ドル(約1,040万円)で、メダルの代わりにティファニー製のシルバークラウンが贈られる。
大会全体の賞金総額は7種目・42選手で105万ドル(約1億6900万円)規模。ホジキンソンは今季ハムストリング故障などに苦しみ、7月以来勝利から遠ざかっていた。
今大会をもって今季の活動を終え、休養に入る予定だという。
