2026年愛知・名古屋アジア大会の女子サッカー南北戦が行われた9月21日、北朝鮮の金正恩総書記を模した男性が会場に現れ、騒ぎになった。人民服姿の男性が北朝鮮応援団に接近したため、日本の警察が制止に乗り出したという。この男性はある目的を持って現地を訪れたと主張している。
応援団へ近づく男性を警察が制止
韓国メディア『OSEN』によると、会場となった静岡スタジアムエコパには、香港出身で「ハワード・X」と名乗る男性が、金正恩総書記を模した髪型と人民服姿で現れたという。男性はロケット型のぬいぐるみを発射するようなポーズを見せ、観客席の北朝鮮応援団へ接近を試みた。
しかし、衝突を警戒した日本の警察が男性を制止し、別の場所へ誘導した。移動中も応援団に向けて手を振っていたという。試合は1-1の引き分けに終わり、北朝鮮が得失点差でグループ首位、韓国が2位で準々決勝に進んだ。
「洗脳の輪を壊したい」と語る目的

ハワード・Xは在日朝鮮人と直接会うためにスタジアムを訪れたと説明し、北朝鮮の宣伝で洗脳されているとの認識を示した。そのうえで「洗脳の輪を壊したい」と活動の目的を語り、指導者を見て笑えるようになれば恐怖は消えるという考えも訴えた。
さらに、ウクライナ侵攻を受けてロシアとベラルーシが国際大会への出場を制限された例を挙げ、北朝鮮も大会から締め出されるべきだと主張した。同氏は約13年間こうした模倣活動を続けており、2018年の平昌冬季五輪でも北朝鮮応援団の前に姿を現している。
