タイのバドミントン選手ピチャモン・オパートニプスが、2026年愛知・名古屋アジア大会の開幕前に実施されたドーピング検査で陽性反応を示した。国際検査機関(ITA)は9月21日、ピチャモンに直ちに暫定資格停止処分を下したと発表している。世界ランキング18位につける19歳の有望株から、競技内外で一切禁止されている物質が検出されたという。その後、B検体の分析でも同じ結果が出たとタイの観光スポーツ相が明らかにした。

競技外検査でフロセミドを検出

韓国メディア『OSEN』によると、ITAは9月21日、公式ホームページを通じてピチャモンの検体からフロセミドが検出されたと公表した。検体は9月17日に日本・名古屋で実施された競技外ドーピング検査の際に採取されたものである。

フロセミドは世界反ドーピング機関(WADA)の禁止表で「S5 利尿薬および隠蔽薬」に分類され、競技の期間内外を問わず使用が禁じられている。アスリートが急激な減量のために体内の水分を排出する目的で使う場合があるという。暫定停止により、ピチャモンはアジア大会期間中の試合や練習を含むあらゆる活動への参加を禁じられた。

現在は異議申し立ての手続き中

画像: 現在は異議申し立ての手続き中

タイ公共放送『Thai PBS World』によると、タイのスラサック・パンチャルーンウォラクン観光スポーツ相は9月28日、請求されたB検体もA検体と同じ結果だったと明らかにした。同メディアの9月22日付の記事によると、スラサック氏は、ピチャモン本人が抗炎症作用のある塗り薬が原因の可能性があると協会に伝えたと明かしている。ただし最終的な処分は決まっておらず、スラサック氏は制裁の内容を関係当局が判断するとし、ピチャモンは異議申し立ての手続きを取る必要があると述べた。

2007年生まれのピチャモンは、2023年の世界ジュニア選手権を制した有望株で、今年1月のインドネシア・マスターズでも準優勝を果たし、地元では「タイのプリンセス」、「バドミントン界の天使」と呼ばれている。

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