9月12日に奈良競輪場で発生した落車事故で負傷し、入院治療を続けていた競輪選手が、21日未明に息を引き取った。今年7月にも死亡事故が起きており、JKAは立て続けの重大事故を極めて重く受け止めているという。韓国メディア『OSEN』が伝えた。
最終周回2コーナーで諸橋愛さんに起きたこと
『OSEN』によると、亡くなったのは競輪選手の諸橋愛さん(49)。G3「平安賞in奈良」のS級準決勝、最終周回2コーナー付近で、前方の落車に巻き込まれた。事故直後に奈良市内の病院へ搬送され、9日間にわたり治療が続けられていたという。
JKAの発表では、死因は頸髄損傷に伴う多臓器不全とされている。諸橋さんは1997年にデビューし、2017年には特別競輪の共同通信社杯で優勝するなど、長年にわたり第一線で活躍してきた。
7月にも五輪メダリストが死亡——競輪界全体で安全性見直しへ

今年7月にもアテネ五輪の男子チームスプリントで銀メダルを獲得した伏見俊昭さん(50)が、レース中の事故の影響で亡くなっている。JKAの木戸寛会長は、7月の事故後に安全対策を検討・実施していた最中の事態として「立て続けに大きな事故が起きてしまったことを極めて重く受け止めております」とコメントした。
日本競輪選手会は、関係団体とともに事故の検証と再発防止の検討を進めてきたと説明し、「検討を一層加速させ、選手が安心して競走に臨める環境の実現に向けて、全力で取り組んでまいります」と表明した。
