9月19日に開幕した愛知・名古屋アジア競技大会のeスポーツ競技で、運営をめぐる新たなトラブルが起きた。あるチームが大会スタッフの誤案内で試合に遅れたと訴えたまま不戦敗となり、運営体制に海外メディアから疑問の声が上がっている。
eスポーツで選手が現れなかった理由とは
9月22日に行われたeスポーツの『eFootball』競技でのトラブルを韓国メディア『OSEN』が伝えている。グループA初戦で韓国代表と対戦予定だったカタール代表が、試合前の選手確認手続きに遅れたとして不戦敗扱いとなったのだ。
これに対し、カタール側は日本の大会スタッフに誤った控室へ案内されたことが遅刻の原因だと主張し、敗戦の裁定に異議を申し立てた。同メディアが引用した中国メディアの報道によると、案内ミスの影響で審判団が一時選手を見つけられなくなったという。一方で韓国側は、規定通り相手が時間内に到着しなかったことによる不戦勝を要求。現場では両チームの間で一時激しい口論が起きたという。
防犯カメラの確認を求めたが…

事態の収拾を図るため、当時の状況を証明する防犯カメラの映像を確認しようとしたが、台湾メディア『UDN』の報道によると、大会主催側には防犯カメラ映像の閲覧権限がなく、警察に通報しなければ映像を確認できないと説明されたという。映像による事実確認は行うことができず、カタールは不戦敗を受け入れなければならなくなった。
『OSEN』によると、この日のeFootballグループステージは日本時間午前9時の開始予定だったが、10時になってもシステム上はすべての試合が「遅延」と表示されたままだった。同メディアは「大会を通じて未熟な運営体制が批判を浴びている主催側にとっては、また一つ新たな火種を抱える形となった」と報じている。韓国メディア『MHN』によると、韓国にとってこの不戦勝はグループリーグ唯一の白星で、カタールは1勝も挙げられなかった。
