愛知・名古屋アジア競技大会の柔道女子48キロ級で、韓国代表のチョン・スジンが9月30日の抜き打ち計量で100グラムを超過し、試合に出られないまま失格となった。抜き打ち計量は前日の公式計量を通過した選手から無作為に選ばれ、階級上限の5%増(48キロ級は50.4キロ)まで認められる。チョン・スジンは10月4日にSNSで経緯を明かし、コーチ陣のある言葉を信じたことが原因だったと訴えている。大韓柔道会は10月5日に謝罪し、代表チームの総監督も指導陣のミスを認めたと韓国メディアが伝えている。
試合直前の抜き打ち計量で…
韓国メディア『イルガンスポーツ』によると、チョン・スジンは10月4日にSNSへ長文を投稿し、ラウンド16(初戦)を前にした失格の経緯を自ら明かした。投稿によると、前日の公式計量を通過し、当日朝も上限の50.4キロを維持していたが、監督とコーチからは自身は対象外だと伝えられたという。
体重を大きく落としていたため食事をとって回復するよう促され、その言葉を信じて食べたところ、計量終了の15分前に自身も対象だったと知ったとしている。食べたものをすべて吐き戻し、髪を切り、走り続けて体重を落とそうとしたが、100グラムに届かなかったと主張した。一方で「計量の抽選結果を自分自身で直接確認しなかったことには責任がある」と認め、選手が指導者の言葉に従うのは自然な状況だったとも記している。
「早く食事をとって体力を」SNSで明かされた真相

当初、韓国国内では自己管理の甘さを指摘する批判の声が上がっていたと、韓国放送局『MBC』が伝えている。チョン・スジンはSNSで、大韓柔道会が当初、個人の不注意による失格のように記者へ説明したのではないかと疑問を呈した。
韓国紙『韓国日報』によると、大韓柔道会は10月5日に声明を出し、「柔道関係者と国民の皆様に大きなご心配をおかけしたことを心よりおわびする」と謝罪した。同紙は、同会が選手団の帰国後にチョン・スジンと指導陣から聞き取りを行い、事実関係を確認する方針だと伝えている。韓国放送局『SBS』によると、総監督は「私たちのミスで、起きてはならない事態が起きた」と語り、指導陣の誤りを認めた。
