卓球WTTチャイナスマッシュの男子シングルス決勝(10月11日・北京)で、木下グループの松島輝空が優勝まであと1点に迫った。松島は観客席を指さしてフラッシュを理由に抗議したが、主審が出したのは松島へのイエローカード(警告)という意外な判断だ。台湾側からは批判も出たものの、3日後の14日には台湾のチームが公式に謝罪する事態になっている。

2-3から追いついたフルゲーム

韓国メディア『OSEN』によると、決勝は10月11日に北京で行われ、世界ランク1位の松島が同6位の林昀儒(台湾)と対戦した。松島は最初の2ゲームを連取したが、その後の3ゲームを落とし、2-3と追い込まれた。第6ゲームを11-7で取って追いつくと、最終の第7ゲームでは10-9と優勝に王手をかけている。林との対戦成績は、決勝前の時点で1勝6敗と大きく負け越している。

問題の場面は、その10-9の局面で起きたという。林のサーブの瞬間、松島は右手で向かいの観客席を指し、カメラのフラッシュを問題視した。「フラッシュ、フラッシュ」と叫ぶ姿も伝えられている。主審が出したのは、松島へのイエローカードだった。松島は再びフラッシュを訴えたが、受け入れられなかったという。

松島に台湾から謝罪

画像: 松島に台湾から謝罪

台湾メディア『PeopleNews』によると、松島は主審に手を挙げて合図する前にプレーを止めたため、イエローカードを受けたという。韓国メディア『Star News』は、日本のSNSで観客のフラッシュ使用と審判の対応を批判する声が出たと伝えている。一方、台湾では松島の抗議が林のリズムを崩したとして、恥ずべき勝利だとの批判が広がっているという。

松島は11-9で優勝を決めた。今年7月のUSスマッシュに続く、個人通算2度目のグランドスマッシュ制覇だ。香港紙『South China Morning Post』によると、14日には台湾のチームが正式に謝罪した。会場の映像から、同チームのジュニア選手2人が誤ってカメラのフラッシュを光らせていたことが確認されたという。

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