日本に敗れた中国卓球男子代表の王皓(ワン・ハオ)監督が、10月6日に北京で開かれた「WTTチャイナスマッシュ」の会場外で100人余りのファンに取り囲まれた。ファンは王皓監督に対し、ある要求を突きつけていたという。北京の警察当局は10月10日、侮辱行為に関わった20人のうち、10代の女性3人に行政拘留の処分を下したと発表している。
100人余りの過激なファンが押し寄せ…
韓国メディア『OSEN』によると、王皓監督が通路を歩いていたところ、100人余りの過激なファンが押し寄せて取り囲んだ。直前の愛知・名古屋アジア競技大会で中国男子は団体戦決勝で日本に2-3で敗れ、9連覇を逃しており、一部のファンがその責任を監督に問うた格好だ。
現場では林詩棟を第1シングルスで起用するよう求める声や、辞任を迫る怒号が飛び交い、王皓監督はスマートフォンで状況を撮影して警察に通報している。さらにネット上では、監督の妻や家族に対する人身攻撃にまで発展している。
中国卓球協会はブラックリスト導入で対抗
中国メディア『界面新聞』によると、北京市公安局石景山分局は10月10日、王皓監督の通報を受けて調べを進め、20人が公然と侮辱行為に及んだと発表した。このうち悪質性が高いとされる19歳の女性2人と16歳の女性1人には、実際に拘留所へ収容される「行政拘留」の処分が下され、残る17人は批評教育の措置を受けている。3人は王皓監督への罵倒を繰り返したうえ、ネット上で侮辱的な投稿を行い、現場でのやり取りを収めた動画も拡散させていたという。
同メディアによると、中国卓球協会は10月7日の声明で「このような行為が競技場からインターネットへ、再びインターネットから現場へと広がっている」と指摘した。指導者や選手の正常な練習や試合、生活を深刻に妨害しているとして、すでに関係者の通報を支援し、法的責任を追及していることも明らかにした。さらに、違反者の競技場への入場を禁じる「入場禁止リスト」制度の設立を進める方針も示している。
