LPGAツアーのサラ・シュメルツェルが、15年に及んだ体の痛みと、診断にたどり着くまでの経緯を明かした。2024年にソルハイムカップの米国代表入りを果たした32歳だが、今季は一度もツアーに出場していない。米誌『PEOPLE』の独占取材に応じ、その背景にあった病の存在を語っている。
15年間、毎朝自問した痛み
同誌によると、シュメルツェルは長年、下半身の痛みに悩まされてきた。毎朝目覚めると、「今日の身体は味方になるのか、敵になるのか」と自問していたという。
米放送局『Golf Channel』によると、症状は思春期に始まった。最初の婦人科受診では、思春期の女性によくあることとして片付けられたとされる。母親も子宮内膜症だったため、本人は何度も検査を求めたが、医師からは「たぶん違う」と言われ続けた。
ピルや鍼治療などを試しても、経血の多さや激しい痛みは改善しなかった。画像検査で異常が見つからず、本人は自分を疑うようになったという。2024年と2025年には卵巣の嚢胞が原因で救急外来を2回受診したが、このときも子宮内膜症を示す所見はないと告げられた。
2027年のツアー復帰を目指すシュメルツェル
診断が確定したのは2025年12月だった。米誌『PEOPLE』によると、手術の結果、ステージ4の子宮内膜症と子宮腺筋症であることがわかった。『Golf Channel』によると、卵巣の嚢胞が破裂し、病変は骨盤内に広がっていたという。子宮内膜症に根治療法はないとされている。
シュメルツェルは今季の全試合を欠場して回復に専念しており、治療とリハビリ、練習を続けているが、スイングの回復には波があるという。同じ病気に苦しむ人に向けては、あきらめずに自分のために声を上げ続けてほしいと呼びかけている。2027年のツアー復帰を目標に掲げ、「まだ勝ちたいし、競技を続けたい」と意欲も語っている。
