大阪中学校体育連盟(大阪中体連)は10月16日、日本スポーツ仲裁機構への緊急仲裁の申し立てを取り下げたことを明らかにした。大阪中体連は、エントリー手続きの不備で10月23日から25日に三重県で開かれる「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」に出場できなくなった大阪府代表の8選手について、出場の許諾を求めていた。申し立て取り下げにより、8選手の全国大会出場は正式になくなった。

大阪中体連によると、9月24日午後6時だった都道府県代表種目の申し込み締め切りを担当者が同月28日と思い込んでいた。24日の午後5時50分ごろに誤りに気づいて手続きを進めたが、途中で6時を過ぎ、エントリーできなかったという。組織内で情報が共有されておらず、申し込み状況を確認する体制も整っていなかったことを認め、選手や保護者に謝罪していた。

大阪中体連は日本陸上競技連盟(日本陸連)に追加エントリーを求めたが、日本陸連は特例を認めれば今後の競技会で公平性に問題が生じるとして応じなかった。このため、大阪中体連は10月2日付で緊急仲裁を申し立てていた。

仲裁手続きでは双方の主張が聞かれたが、大阪中体連は大会が近づくなか、審理が長引くことによる選手の心身への影響を考慮し、保護者の了承も得たうえで取り下げを決めた。大阪中体連と日本陸連はともに再発防止に取り組むと発表している。日本陸連は、競技者本人がエントリーを申請できない仕組みだったことを踏まえ、対象選手に大会参加とは別の対応を考えているとした。大阪中体連も、代替試合の開催などを検討しつつ、選手や保護者の希望に寄り添って対応していく考えだ。

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