ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が5月20日(現地時間)、サンディエゴ・パドレス戦で今季8度目の先発登板を果たし、5回無失点の好投で防御率を0.73まで向上させた。今季通算の投球成績は49イニングで4自責点と、MLB全投手のなかで25イニング以上を投げた先発投手のなかでは最も良い防御率を誇が、防御率ランキングには掲載されていない。「感触は良くなかった」と本人が認めながらも快投を続けるこの数字が、なぜランキング外に置かれるのか——その理由こそが二刀流の宿命と直結している。

「感触は良くなかった」でも5回零封

『MLB.com』によると、大谷はこの日の登板前について「感触がいい状態ではなかったため、不確かな気持ちで登板を迎えた」と明かした。それでも先頭の9打者を連続で退け、ダブルプレーで窮地を脱するなど5回88球で無失点に抑えた。また米メディア『Fox Sports』は、大谷が今季8先発で防御率0.73を記録し、うち5試合で無失点に抑えていると伝えた。同メディアによると、大谷は「本調子でないときにどれだけ投げられるかが自分の基準だ」とも述べている。

規定に届かせない"管理"がもたらすもの

この日の登板で大谷の今季投球回数は49イニングに達したが、MLBの公式ランキングに掲載される規定投球回はチームの試合数と同数(大谷が登板した時点でチームが50試合を消化した場合は50投球回以上)となり、大谷はその超えることができていない。規定投球回に満たない投手は防御率ランキングに表示されず、「ランキング外の最優秀防御率投手」となっている。

ドジャース監督のデーブ・ロバーツは試合後、「彼の今やっていることを当然のことと思わないよう気をつけている。二刀流の負荷を管理することが大切だ」と語った。二刀流ゆえに打撃の起用も考慮した登板間隔の調整が続く限り、この"ランキング外1位"という特殊な立場は今後も続きそうだ。

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