ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が5月21日(現地時間)、サンディエゴ・パドレスとの一戦で先発投手として登板しながら初球を先頭打者本塁打に変え、MLBで唯一この記録を持つ人物が再び歴史を更新した。打者として4週間ぶりに投手登板と同時にラインナップ入りした大谷は、試合開始1球目をたたきつけ、今季8号ソロ本塁打を記録。その後も5回を3安打無失点に抑え、チームは4対0で勝利した。
大谷だけが持つ「投手の先頭打者弾」記録
『AP通信』が伝えたところでは、大谷は先発のランディ・バスケスが投じた高めの直球を398フィート(約121メートル)センター方向に運び、今季8号かつ通算27本目の先頭打者本塁打とした。投手として先発しながら試合開始の先頭打者として本塁打を放ったのはMLB史上大谷のみで、1度目は昨季のナショナルリーグ優勝決定シリーズ第4戦であり、今回がレギュラーシーズンでの史上初の達成者となった。その後マウンドに上がった大谷は5回を投げ、今季の防御率を0.73まで向上させた。
打者を外した監督も認めた、大谷の"静かな反骨"
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「彼は自分について言われることを非常に気にしており、時にそれをモチベーションに変えて証明しようとする」と語っている。「彼は貢献したいと思っているし、先発登板する日や翌日に打撃で苦しんでいることも耳に届いていると思う。だから最初の打席でホームランを打った時、彼は『打撃でも貢献できた』と感じたはずだ」と続けた。
直近7試合では13安打・7長打と復調傾向にあった大谷だが、その前は打率.200と約1か月にわたる不振に陥っており、それが直前3先発での打者起用見送りにつながっていた。投打で最高を求める大谷にとって、この初球の一発はそのどちらも諦めない意地の表れだった。
