5月15日、森保一監督は2026年W杯の日本代表26名を発表した。三笘薫(ブライトン)のハムストリング負傷と南野拓実(モナコ)の左膝前十字靭帯断裂により、攻撃の二枚看板を欠いた布陣となった。そうした状況で最大の得点源として存在感を放つのが、フェイエノールトの日本代表FW上田綺世だ。米スポーツメディア『The Sporting News』は上田を「日本の攻撃を率いる選手」として紹介している。同じフェイエノールトからはDF渡辺剛も選出されており、クラブから2選手が同時に代表入りする快挙となった。
得点王が証明した、三笘不在でも崩れない理由
上田は今季のエールディビジで31試合25ゴールを記録し、リーグトップスコアラーとしてシーズンを終えた。これはフェイエノールト全体でもリーグ最多であり、エールディビジ2025-26シーズンの得点王として確認されている。代表でも直近11キャップで5ゴールを挙げており、W杯予選でも3試合3ゴールと結果を残している。クラブでの圧倒的な数字が、W杯本番でも日本の主要得点源となる根拠となっている。
歴史的勝利の決勝弾を決めた男が、今大会に懸けるもの
上田自身、今年3月のブラジル戦後に「ワールドカップを獲ることが目標だ。保証はできないが、チーム全員がそれを目指して成長しており、狙える位置にいると思う」と語っている。後半0-2の劣勢から逆転3-2勝利の決勝ヘッドを決めたこの試合は、日本がブラジルに初めて勝利した歴史的一戦でもあった。三笘と南野に加えて、守田英正も不在の今回、上田が攻撃の軸として機能できるかが、初のベスト8進出を狙う日本の命運を左右する。
