課題の体幹強化が好調さ持続の要因
ルーキーながらチームの守護神に指名され、開幕から17試合を終えた時点でパ・リーグ2位タイの4セーブをマーク。昨年のドラフト会議で2位指名された、即戦力としての期待に応えるスタートを切った。今回の取材は開幕前に行ったが、状態の良さは本人も口にしていた。
「オープン戦も数試合投げさせてもらって、自分のピッチングができ、いいアピールはできているので、コンディションは悪くないと思います」
オープン戦では6試合で6イングを投げ無失点、奪三振8と結果を残し、開幕一軍の座をつかんでみせた。新人合同自主トレから、春季キャンプ、オープン戦と順調にトレーニングをできたことが、好調を維持できている要因と本人は振り返る。
「1年目ですが、自分のペースを崩さずに練習に取り組めていることが大きいと思います。自分の課題として体幹の弱さがあり、そこを改善するためのメニューを組んでもらい、それを着実にこなしていきました。それがいい方向に向いているので、今後も強化していきたいです」
兄の影響で野球を始め、富山商業高校時代は1年秋からエースナンバーを背負いチームをけん引。中央大学へ進むと2年秋にはリリーフ陣の一角を担う存在となった。そして大学4年のときには大学日本代表候補に選ばれるなど、順調な成長を見せた。そんな岩城に、アマチュア時代の印象深い試合を聞くと、次のように答えてくれた。
「大学4年秋のリーグ戦(東都大学リーグ)の初戦(対亜細亜大)です。リリーフ登板した際に、自分のベストピッチングができたんです。今でもその試合は、頭の中にあって、あの時のピッチングを継続できれば、プロでもやれるんじゃないかという感触を得ました」

右腕エースからプレゼントされたボディスプレー
1年目から存在感を示す岩城のお気に入りアイテムは、「イソップ ボディスプレー」。3月上旬に、先輩の髙橋光成からプレゼントされたという。
「キャンプが終わって数日が経った練習のとき、光成さんが『これ、いいやつだから使ってみなよ』といただいたものです。光成さん自身も愛用していて、登板前につけると気持ちを落ち着かせることができて、登板へ向けて集中できるようになるとも教えてもらいました。とてもいい香りで、リラックスできるというか、我に返る感覚がありました。自分にも合うなと思ったので、今は欠かせずつけるようにしています」
ボディスプレーはこれまで使ったことがなかったが、たまたま勧められたことで、効果を実感しているという岩城。「使っていてとてもいいと思っているので、今後は僕も誰かに勧めたいと思います」とも話してくれた。

愛用中の「イソップ ボディスプレー」
プロ1年目でいいスタートを切ったが、これを持続することは簡単なことではない。それは本人も十分に理解している。だからこそ「とにかく、今の状態をキープして、自分のピッチングに徹することを忘れないようにしたいです。その中で、しっかりと0を積み重ねていけるように頑張りたいです」と気持ちを引き締める。
恵まれた体格を生かした直球を武器に、相手打者を抑え込むピッチングに磨きをかけて、これからどんな成長を見せてくれるか注目したい。
取材・構成:松野友克(Baseball Times編集部)
画像提供:埼玉西武ライオンズ

