決め球となる新球取得でさらなる進化を
ルーキーイヤーの昨季、ファームでチームトップの8勝をマーク。高卒1年目ながら一軍デビューを果たしたが、2試合に先発して、防御率10.29。プロの厳しさを痛感したが、豊富な球種を操りながらの奪三振力の高さを見せつけた。課題と収穫のあった昨季からの進化を誓い、昨オフは、出力アップのトレーニングや新たな球種取得に力を入れてきたという。
「昨季は、ファームでローテーションを守る、一軍の試合で投げるということを目標にしてきたので、それができたのはよかったと思います。でも、一軍の試合で自分の決め球が一つ足りないという課題も見えました。オフのトレーニングでは重いものを持ったり、重いものを持ち、どれだけ速く体を動かせるかということも行ったほか、決め球としてキックチェンジを投げ始めました。チェンジアップより落ち幅が大きくなるので、空振りを取るためには必要だと思い、投げられれば自分の武器になると思いました」
さまざまな経験をしたプロ1年目のシーズン。その中でもプロのすごさを感じた試合をこう語る。
「ファームでの読売ジャイアンツ戦で、秋広(優人)選手にセンターライナーを打たれたんですけど、その打球を見て、やっぱりプロは違うなと感じたことを覚えています」
開幕前には、侍ジャパンのサポートメンバーとして宮﨑合宿や壮行試合などを経験。福岡ソフトバンクホークス戦でも1イニングを投げ無失点に抑えてみせた。
「一流の選手たちが集まる場所でたくさんのことが吸収できました。試合でも投げさせてもらい、抑えることもできたのはよかったです。具体的には言えないのですが、得たものはたくさんあるので、それを今シーズンの中で体現できるように頑張っていきたいです」

十亀スカウトからの贈り物
プロ野球選手として着実なステップアップを続ける篠原が、大切にしているケアグッズは、ABILESのブレスレット。身体能力の向上や血行促進、集中力アップなどの効果を持つものだ。今年3月初旬、現役時代は先発、中継ぎとしてライオンズ投手陣を支え、2023年からは球団のスカウトとして活躍する十亀剣氏からプレゼントされたという。
「今までこういったアイテムをつけることはありませんでした。でも、十亀さんから『使ってみて』とプレゼントしていただいたので、そこからつけるようにしました。付け始めて間もないですが、いい効果は出ていると思うので、すごく気に入っています」
ケアグッズ以外でのリフレッシュ方法を聞いてみると「高校時代、友達にビリヤードを教えてもらい、そこからハマっています。マイキューはもっていないんですが、いずれは持ちたいなと思っています」と教えてくれた。

篠原愛用のABILESのブレスレット
高卒2年目の今季、開幕一軍、プロ初勝利をつかみ、将来のエース候補という周囲の期待に着実に答えている篠原。「今季は、任されたポジションで0に抑えるというのが自分の目標。それが達成できるように、頑張っていきます」。頼れる若獅子の今後の活躍に期待したい。
取材・構成:松野友克(Baseball Times編集部)
画像提供:埼玉西武ライオンズ、共同通信社

