3月27日の開幕から、早くも1ヵ月が経過。セ・リーグでは、プロ野球解説者陣の順位予想を大きく覆す状態となっている。そこで、3・4月の試合結果などを分析し、セ・リーグ6球団の現状と、今後の課題を紐解いていく。後編はでは、開幕ダッシュとはならなかった下位3球団を取り上げる。

横浜DeNAベイスターズ

不安視された先発の駒不足が露呈

相川亮二新監督のもと、28年ぶりのリーグ優勝を狙うベイスターズ。しかし、開幕4連敗と躓いてしまった。その後も流れに乗れず4月16日時点で5勝10敗となった。しかし4月17日から連勝で悪い流れを打破。その後3連敗もあったが、なんとか勝率5割で3・4月を乗り切った。

苦しんだ要因となったのは要因のひとつ先発陣。アンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイの2ケタトリオが抜けた穴を若手や新外国人で埋めようとしたがうまくいかず。昨季タイガースで一定の結果を出し遺跡となったジョン・デュプランティエは体調不良などで登板は2試合にとどまり、いずれも黒星。新外国人オースティン・コックスに至っては1試合で3イニングを投げただけで、コンティション不調を訴え、そのまま右肘の手術となり、今季絶望となった。そのため、若手の起用も多くなったが、飛躍という内容には至っていない。

対する打線も甲府町の波が激しい状態。開幕からリードオフマンとして君臨した牧秀悟は、安定した成績を残すも4月24日の試合で肉離れを発症して離脱。新キャプテンとなった筒香嘉智もコンディション不良で4月19日に登録抹消となった。

投打ともに不安要素が残る状態で、5割をキープできたのは大きいが、浮上につながる要素が見当たらないだけに、5月以降どんな戦いを見せるか注目したい。

画像1: 写真:共同通信

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広島東洋カープ

先発転向の栗林が奮起も……

8年ぶりの開幕カード3連勝を飾ったカープ。このまま勢いに乗るかと思われたが、直後に4連敗。その後も勝ちきれない試合が続き、9勝15敗と大きく負け越してしまった。開幕3戦目で今季先発転向の栗林良吏が、完封勝利。その後も安定したピッチングで、3・4月を2勝1敗、 防御率1.19という数字を残したのは大きなプラス材料となったはずだ。しかし、森下暢仁が2勝3敗、床田寛樹が1勝2敗と、左右の両エースが勝ち星を伸ばせなかった。

投手陣よりも深刻なのは打撃陣。月間打率はリーグワーストの.209だった。中でも大ブレーキとなったのが、昨季のセ・リーグ首位打者・小殿海斗。24試合で打率.200と不振を極めた。また昨季、近年の外国人不発問題を解決してくれたサンドロ・ファビアンも月間打率.169(昨季の3・4月は打率.271)と結果を出せていない。ベテランの菊地涼介が20試合で月間打率.286と踏ん張ったが、低迷した選手が多く起爆剤にはなっていない。

投打ともに不安を抱える中、相性の悪い交流戦までにどう立て直せるかが、浮上への大きなカギとなるだろう。

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中日ドラゴンズ

期待の新外国人が結果を残せず

昨季4位となったことで、プロ野球解説者の順位予想で、Aクラス入りをした人が多くいたドラゴンズ。投打ともに戦力は整いつつあることが、評価されたのだが、蓋を空けてみると、3・4月は8勝19敗と最下位に沈んだ。チームの月間打率は.247とリーグ3位の数字を残したが、期待の新外国人ミゲル・サノーが15試合で打率.217と日本野球にフィットせず、4月15日に登録抹消となり、一軍昇格には時間を要する見込みだ。明るい材料といえば、4番の細川成也が打率.326、本塁打3、打点10と気を吐いたこと。主軸が調子がいいだけに、あとは前後を打つ打撃陣の奮起が必要となるだろう。

打撃陣よりも大きな誤算となったのが投手陣だ。ベテランの大野雄大、柳裕也は安定したピッチングを見せるも、打線との兼ね合いも悪く勝ち星を伸ばせず。さらに深刻なのは、高橋宏斗で。5際で1勝3敗、防御率3.45と苦しんでいる。また、昨季リリーフ防御率2.65と安定したリリーフ陣が大苦戦。昨季のセーブ王・松山晋也が出遅れ、さらに今季2度目の登板では4失点(自責点3)とリードを守れず黒星となるなど、防御率も5.06と苦しんだ。清水達也も出遅れで3・4月は登板なし、藤嶋健人も防御率5.68と振るわずの状況だ。

課題が明確にはなっているが、今後も苦しい戦いが強いられる可能性は高い。

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