運動不足解消のために草野球だけでは足らずにランニングを始め、フルマラソンでサブフォーを狙うまでに成長した40代のフリーランスPCエンジニアRさんのエピソードです。気合十分でマラソン大会の会場へ向かったものの、なんと開催日は来週だったという痛恨の勘違いが発覚。意気揚々と家を出た手前、そのまま帰宅するのはバツが悪いと考えた彼が下した、驚きの決断と笑える結末をご紹介します。

草野球からランニングへ、サブフォーを目指す日々

40代でフリーランスのPCエンジニアとして働くRさんは、日頃の運動不足を解消するために草野球チームに所属していました。しかし、試合は隔週の休日にしか行われないため、もっと定期的に体を動かしたいと考えてランニングを始めました。走り始めると次第にその魅力にどっぷりとハマってフルマラソンを完走するまでに成長。さらにタイムへのこだわりも強くなり、4時間を切るいわゆる「サブフォー」の達成を目標に掲げ、日々熱心に厳しい練習を重ねていました。

気合十分で会場に到着! しかし周囲の様子が

ある日のこと、Rさんは満を持してエントリーしていたマラソン大会に出場するため、朝早くに起床しました。体調も万全に整え、見送ってくれる奥様に対しても「今日は頑張ってくるよ!」と自信満々に宣言し、意気揚々と家を出発しました。そして電車を乗り継いで無事に大会の会場へと到着したのですが、どういうわけか周囲にはランナーらしき人の姿が全くありません。不思議に思ってスマートフォンの画面をよく調べてみると、なんと彼が出場する大会の開催日は今日ではなく「来週」だったのです。

バツが悪すぎる勘違いから生まれた驚きの決断

自分の痛恨の勘違いに気づいたRさんは、その場で愕然と立ち尽くしてしまいました。普通であれば苦笑いをしてそのまま電車で帰るところですが、今朝あれだけ奥様に自信満々で出発宣言をしてしまった手前、何もせずに真っ直ぐ帰宅するのはあまりにもバツが悪すぎると考えたのです。そこで彼はスマートフォンの地図アプリを開き、現在いる会場から自宅までの距離を確認しました。すると距離は50km弱。日頃から鍛えている彼なら走れない距離ではないと判断し、なんと妻をごまかすためにそのまま走って帰るという驚きの決断を下したのです。

50km完走の果てに待っていたバレバレの結末

そこから彼は、大会に出場するつもりだった有り余る体力をすべて注ぎ込み、会場から自宅までの約50kmという過酷な道のりを自らの足だけで見事に完走し、無事に帰宅を果たしました。しかし、玄関を開けた彼の姿は全身汗だくで、明らかに尋常ではないほど激しく消耗していました。そのボロボロの状態を見れば、奥様にはごまかしなどすべてお見通しです。結局、何のために50kmも走って帰ったのかわからないほど嘘はバレバレで、本末転倒な結果に終わってしまった、思わず笑ってしまうランニングのエピソードです。

【体験者:40代男性・PCエンジニア、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:おかもとたかひで
鍼灸師の国家資格を保有し、スポーツにおける故障の治療を中心に活動している。特に高校生の部活動でのケガからプレー復帰までの道のりや、ケガ予防を含めたコンディショニング指導に注力しており、過去にはオリンピック選手の治療に携わった経験も持つ。また、自身も千葉ロッテマリーンズの試合観戦に頻繁に足を運んでおり、球場での熱気や、ファンと選手の間で生まれるリアルなエピソードを交えたコラム執筆も行っている。

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