私の知り合いYさんが小学校5年生のときの話。今年こそは体力テストでA判定を取れるだろうと自信満々で体力テストを迎えようとしていたが、体力テスト前日に衝撃の出来事が──!?

A判定をとれる自信で溢れていた僕

小学校3年生でC判定、4年生でB判定、そして迎えた5年生。徐々に体力テストの結果も向上してきていたことや運動能力がみるみる開花してきていたことから、今年こそはA判定をとれる自信と手応えがあった。ただただ、体力テストを心待ちにしていた。

そして体力テスト前日、帰りの会を終えて自宅へ向かった。玄関にランドセルを放り投げ、すぐさまいつも友達と遊ぶ公園へ向かったのである。

いつものように楽しく遊んでいたが、最悪の状況へ

いつもの公園、いつもの光景。公園から家が近い友達はもう到着して先に遊んでいた。サッカーや野球、虫取りやザリガニ釣り、鬼ごっこにかくれんぼ……ありとあらゆる遊びを飽きずに毎日その公園でしていた僕たちだったが、どうやら今日は木登りをして遊んでいるようだ。

僕は何の迷いもなく、友だちに声をかけるとすぐに木に登った。あっという間に上まで登り、別のところに移ろうとしたその時──気付くと僕は地面に横たわっていた。どうやら足を滑らせ、木から落下したようだ。

体力テストどころか日常生活にも支障が……

「大丈夫か!?」いつもはふざけてばかりの友達が真剣な顔をして駆け寄ってきた。僕はというと、冷や汗をかきながら痛みに耐えていた。友達の声掛けにもまともに答えられないまま痛くて仕方のない右腕を見てみると……肉の下から骨が突き出していることが分かるくらい悲惨な状態になっていた。間違いなく骨が折れていると確信した。

その後すぐに病院へ向かった。予想通り骨折していたが、状態が悪かったため即入院、即日手術となった。数日後に久しぶりに登校すると心配したクラスメイトたちが大騒ぎをして駆け寄る姿に喜びを感じたが、学校生活において利き手が使えない不便さは相当なものだった。

もちろん、意気込んでいた体力テストどころではない。退院後に実施はしたものの、取り組むことができた種目はほとんどなく、結局D判定に終わった。

健康体でいることの大切さ

あれだけ自信満々だった僕も、これだけの大怪我をしてしまってはどうにもならなかった。怪我をしていない健康的な身体でいることがどれだけ大切なことなのか改めて実感した小学校5年生の春。「来年こそは絶対にA判定を!」と意気込む僕であった。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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