カタールで開催中のU-17ワールドカップに出場しているU-17日本代表。
モロッコに2-0、ニューカレドニアには0-0、そして、ポルトガルには2-1で勝利し、グループBを2勝1分の首位で通過を果たした。
そうしたなか、U-17日本代表とメキシコ代表との交流が話題になっている。
両チームは同じホテルに滞在しており、試合の前後に熱烈なエールを送り合っていたのだ。
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— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) November 8, 2025
仲良く抱き合う選手たちもいるほど。
メキシコの選手たちは、試合前にハイタッチで送り出した日本が首位突破を決めてホテルに戻ると、熱狂的に出迎えていた。
また、グループFのメキシコが7日のコートジボワール戦で今大会初勝利を飾った際には日本選手たちがそれを祝福しており、とてもいい関係性にあるようだ。
メキシコ紙『ABC』は「日本のジェスチャーは、日本サッカーを象徴する価値観であるリスペクト、規律、フェアプレーを改めて思い出させた。結果を超えたスポーツマンシップの精神がU-17ワールドカップに確かな足跡を残すことを証明した」と称賛。
また、『El Siglo de Torreon』や『Marcaメキシコ版』は、こう伝えていた。
「スポーツの真髄を完璧に体現したシーン。U-17日本代表は世界中に響き渡るサプライズでメキシコを驚かせた。ガード・オブ・オーナー(花道)を作って迎えたのだ。
両チームは同じホテルに滞在しており、メキシコの選手たちは笑顔で握手を交わし、謙虚さと感謝の気持ちを込めて応えた。
日本代表公式アカウントがシェアしたこの動画は瞬く間に拡散。世界のユーザーが、日本サッカーを特徴づけるスポーツマンシップと価値観を称賛し、『サッカーが国境を越えて生み出すリスペクトの証』として受け止められた。
夢とプライドともに行われるU-17ワールドカップにおいて、このガード・オブ・オーナーは大会で最も感動的な瞬間のひとつとして記憶されるだろう」
「メキシコが初勝利を収めた後、同じホテルに宿泊していた日本は、スポーツマンシップと国際的な友情を示すために、ガード・オブ・オーナーで出迎えた。
日本の選手たちと日本社会全体が、今大会だけでなく世界の様々な舞台で、サッカー界で最も称賛に値する姿の一つを見せたことは疑いようがない。
行動には反応がある。メキシコも、ホテルスタッフとともに日本代表に拍手と大歓声で見送り、試合での幸運を祈った。
そしてその翌日、今度は日本代表の選手たちがホテルの出口に集まり、同じようにメキシコ代表を拍手と歓声で送り出したのだ。メキシコの選手たちは驚きながらも、心から感謝の意を示した。
同じホテルに宿泊するメキシコと日本の優しさとフェアプレー精神、人々は両チームの行動に大きな関心を寄せている」
なお、メキシコは、グループステージで韓国とスイスに敗れ、1勝2敗の3位となったが、決勝トーナメント進出の可能性は残されている。
また、日本の決勝トーナメント1回戦の相手もまだ決まっていない。
井上大輔(編集部)
