かつて日本代表として活躍した中村憲剛氏。
東京都立久留米高校、中央大学を経て、テスト生として当時J2だった川崎フロンターレに入団すると、2003年から2020年まで川崎一筋でプレーを続けた。
卓越した視野とパススキルを持つMFとして活躍し、日本代表として2010年W杯にも出場した。
2020年シーズン限りで引退した憲剛氏は、45歳になったが、高校2年生の息子である龍剛(りゅうご)がサッカー界で注目され始めている。
龍剛が所属する日大藤沢高校サッカー部は、9日に行われた全国高校サッカー選手権の神奈川県予選決勝で桐光学園に1-0で勝利。2大会ぶりとなる本大会出場を勝ち取ったのだ。
そうしたなか、父である憲剛氏は、DAZNのやべっちスタジアムに出演。司会のナインティナイン矢部浩之さんと、こんな会話をしていた。
矢部「私(の現役当時は)、Jリーグない世代なので、選手権世代なので、高校は。だから、すごいなと。しかも、サッカー選手の息子が全国に行くのはすごいじゃないですか」
憲剛「くやしぃ…。僕は東京大会の準決勝までしか行けなかった。(息子が)決勝に行ったことも悔しかったですし、勝ったのも悔しい。けど、すごかった…よかったと思います」
矢部「高校選手権に関しては、息子に抜かれたと(笑)」
憲剛「本人もコメントしてましたからね(笑)高校時代のお父さんを抜いたっていうコメントをさっき見たんです。(膝を叩いて悔しがりながら)コメント力あるわ、あいつ…」
矢部「人生で初めて抜かれたんちゃう?出来事として。すごい日なんじゃない」
憲剛「そうですね…ここから先は抜かせない!」
矢部「でも、彼には未来があるから(笑)」
憲剛「そうなんです、誰にもわからないですからね。余裕でひょいひょい行くかもしれないですかね(笑)」
矢部「憲剛さんが現役復帰する以外は…。」
憲剛「いや、それはないです(笑)」
矢部「昔のやべっちFCの番組内で、生まれたての長男の子を取材させてもらっているんですよ。オンエアもされてるんですよ。その子が!!私も人の親ですから」
憲剛「めちゃくちゃテンション上がってくれている(笑)」
憲剛氏は自分が出場できなかった選手権本大会に息子が出場することに悔しがりつつ、嬉しさも口にしていた。
54歳の矢部さんも、先輩である相方の岡村隆史さんとともに高校時代はサッカー部でプレー。
冬に風物詩といえる『選手権』、そして、幼少期から知っている龍剛への思い入れがあるようだ。
なお、今大会の選手権は12月28日に開幕する。
井上大輔(編集部)
