株式会社技研製作所は11日、高知県が募集していた高知県立春野総合運動公園陸上競技場のネーミングライツ・パートナーに選定されたと発表した。
1987年に開場し、2002年の国民体育大会「よさこい高知国体」の開催に向けて、25,000人収容のスタジアムへと改修された高知県立春野総合運動公園陸上競技場。
現在は、2025年に高知県から初めてJリーグに参入した高知ユナイテッドSCのホームとして知られている。
毎年2月に開催される高知龍馬マラソンのフィニッシュ地点としても親しまれているスタジアムで今回、初のネーミングライツ契約が締結された。
競技場の新たな愛称は「GIKENスタジアム」。契約期間は2026年1月1日~2029年3月31日の3年3カ月間となる。

ネーミングライツを取得した技研グループは、高知市に本社を置き、「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を製造販売。その優位性を生かしたソリューションを提案・実践している地元企業だ。
無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献し、採用実績は40以上の国と地域に広がっている。
技研グループは、施設の安定した運営や県の施策の充実など、県民サービスの維持・向上等につなげたいという高知県の方針に賛同しネーミングライツに応募。
施設に社名を冠することで、一般の人にも同社の技術や事業に対して関心を持ってもらい、県内外の人々にその存在をもっと身近に感じてもらいたいと願っているとのことだ。
ピッチ外でさまざまなアクシデントに見舞われつつ、初のJ3残留が近づいている現在17位の高知ユナイテッド。
次戦は15日(土)、2位のヴァンラーレ八戸をホームの春野総合運動公園陸上競技場に迎える。」
筆者:奥崎覚(編集部)
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