先日、バルセロナを再訪し、大きな話題を集めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。
10日にはバルセロナの本拠地カンプノウを訪問したことを自身の公式Instagramで明かした。
メッシは投稿内で「昨夜、心から懐かしむ場所に戻ってきました。とてつもなく幸せな場所で、皆さんのおかげで、まるで自分が世界で一番幸せな人間になったような気分を何千倍も味わえた場所です。いつかまた戻って来られたらいいなと思っています。ただ選手として別れを告げるためではなく、ただ別れを告げるためだけに。それは叶いませんでしたが…」とコメント。
その結果、サッカー界では「メッシのバルセロナ復帰説」がささやかれるようになった。
現在メッシが所属するMLSのインテル・マイアミは、元イングランド代表のデイヴィッド・ベッカムが共同オーナーを務めている。
ベッカムは現役の終盤、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーに在籍中にACミランにレンタル移籍した過去を持っており、メッシのこの噂を加速させている。
ただ、そんなメッシ復帰説に対して、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は可能性を否定しているようだ。
地元ラジオ局『カタルーニャ・ラジオ』に出演したラポルタ会長は、メッシのバルセロナ退団の際に起きた確執について触れつつ、復帰する可能性については否定した。
「彼が来るとは知らなかったけど、カンプノウは彼のホームなんだ。彼がこの計画を練った時、ちょっとした思いつきで訪問を決めたんだと思う」
「(メッシのバルセロナ退団は)私たち全員が望んでいた形ではなかった。現状はこうなってしまっている。もし今回の訪問が、退団が完璧に行われなかったことを帳消しにするのに役立つのであれば、それは良いことだ。ただ、選手として復帰する可能性について憶測するのは適切ではない」
2021年にバルセロナを退団した際、メッシとラポルタ会長の間では確執が生まれたと報じられている。
今回の電撃訪問は雪解けのきっかけという見方もあったが、まだ両者の和解の日は遠いようだ。
