日本代表 1993

(C)Getty Images

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日本代表 1993 Puma ホーム ユニフォーム
1998年フランスW杯などで着用した「炎モデル」と同じく、adidas、Asics、Pumaの3社が持ち回りで担当していたが時代のユニフォーム。ご存知「ドーハモデル」である。
1994年アメリカW杯・アジア最終予選。最後の最後での失点によりW杯出場権が手の中からすり抜け落ちたイラク戦の悲劇から「ドーハの悲劇」と呼ばれる試合でも着ていたユニフォームだ。
90年代という時代を感じる大胆なグラフィックは、エンブレムに描かれている八咫烏(ヤタガラス)の羽をモチーフにしたもの。それまでの既成デザインではなく、日本代表史上初のオリジナルデザインによるユニフォームだった。
この青の色調は近年のユニフォームには見られないもの。その青に重なる悲劇の記憶も、今となっては美しさの一部なのかもしれない。
筆者:立野敦史(Qoly LFB Vintage)
Qoly × LFB Vintageでユニフォーム等を販売する傍ら、Qolyにユニやギア系の記事を執筆。 メタル/ハードロックをこよなく愛するが、ジャズから歌謡曲まで実はただの音楽好き。世界一美しいエンブレムは絶対に旧サンマリノ代表と頑なに言い続ける。

