2024年3月に亡くなった鳥山明さんは、漫画家として数多くの人気作品を生み出した。

そのひとつである『ドラゴンボール』には世界のサッカー界にもファンが多い。

スペイン1部リーグのレバンテで活躍するカメルーン代表FWカール・エッタ・エイヨンもそのひとりだ。

22歳の彼は、今シーズン6ゴール3アシストとブレイク。SNSのプロフィール画像を『ドラゴンボール』のピッコロにしており、ゴールセレブレーションでもピッコロのポーズをするほどのアニメ好き。

画像: (C)Getty Images
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『GiveMeSport』によれば、彼は家族や友人からピッコロと呼ばれており、いつかはユニフォームに入れる名前もピッコロにしたいとか。

本人はドラゴンボールへの愛についてこう語っていた。

「アニメが大好きなんだ、特にドラゴンボールがね。ピッコロが一番好きな登場人物。だから、ゴールした時に彼のポーズをやるんだ。

当初の彼は悪者だったけど、このままではいけないと悟った。人々を助けるようになり、アドバイスをしたり、自信を与えたりするようになった。彼は心を入れ替え、周りにポジティブな影響を与えるようになったんだ。

自分もそれに影響された。ピッコロは無私無欲になった。彼は他人を強くすることが使命になっていった、そこが本当に好きなんだ。自分もそういう人間になりたい。

セルタ戦でのPK失敗のようにミスをしたときに、落ち込むか、そこから学ぶか。周りの人にも二つの選択肢がある。叱るか、それとも、立ち直らせて成長させる手助けをするか。

僕はもっといい人間になって、ピッコロみたいに周りの人を助けたい」

ピッコロ大魔王に心酔しきっているようだ。

そんなエイヨンは幼少期には元テニス選手だった父の影響で、サッカーではなくテニスをプレーしていたとか。

なんでも、サッカーの元カメルーン女子代表選手だった叔母の支えで、貧しさを乗り越えて、サッカー選手になることができたそう。

また、2021年に亡くなった祖母のタトゥーを体に刻み、試合前には必ず敬意を表する家族思いでもあるとか。

なお、エイヨンもメンバーに招集されていたカメルーン代表だが、2026年W杯アフリカ予選プレーオフ準決勝でコンゴ民主共和国に敗れて敗退が決まってしまった。

筆者:井上大輔(編集部)

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