現在カタールで開催されているU-17ワールドカップ。

廣山望監督率いるU-17日本代表は、15日に行われた南アフリカとの決勝トーナメント1回戦に3-0で勝利した。後半に3ゴールを奪い、ベスト16進出を決めている。

そして、試合後の恒例行事もふたたび話題になっている。

日本は今大会で同じホテルに滞在しているメキシコ代表メンバーと仲良しになり、試合前後にお互いにエールを送り合ってきた。

選手同士がハグするほど仲を深めており、日本がベスト16進出を決めた後にはメキシコ代表がホテルで熱狂的に出迎えた。

メキシコユース代表公式SNSも「日本の仲間たちがベスト16進出!ホテルに着いたら何が待ってるか、もう想像ついてるよね。おめでとう、仲間たち」とその様子を紹介。

メキシコも14日のアルゼンチン戦に勝利してベスト16進出を決めている。

日本との交流について、メキシコメディアはこう伝えていた。

『Excelsior』

「友情の証!メキシコと日本は今大会ですでにあることを成し遂げている。それは、勝敗に関わらず、兄弟愛というメッセージを世界に発信することだ。

両チームが始めた『友情のルーティン』は、次第に勝利のジンクスへと変わり、想像もしていなかった好成績をもたらした。

この幸運が続けば、仲良し同士のチームは決勝か、もしくは3位決定戦で対戦することになるかもしれない。

そのときだけはスポーツ上の敵になるだろうが、それでもこの大会で築いてきた親友としての絆が失われることはないだろう」

『FOX Sportsメキシコ版』

「まるで家族!今大会は、メキシコと日本の間に『兄弟愛』が芽生えた大会になった。

両国はピッチ外でも素晴らしい友情を築いてきた。メキシコがアルゼンチンを破った時、日本も同じように出迎えてくれたことを思い出してほしい」

『Marcaメキシコ版』

「日本、U-17W杯ベスト16進出。メキシコとの対戦はいつ?問題は、大会を通して強い友情を育んできた両チームがどこで対決するかだ。

メキシコと日本の対戦は決勝、もしくは3位決定戦でのみ発生する可能性がある。両チームがこのまま勝ち進めば、『兄弟決戦』になりうる。

サムライとアステカの兄弟愛は、カタールの同じチームホテルで生まれた。その交流は絶え間なく続き、美しい友情が育まれた」

日本は18日に北朝鮮とのラウンド16を戦う。メキシコも準々決勝進出をかけて、同じ18日にポルトガルと対戦する。

友情が芽生えた両チームがこのまま勝ち進めるかが現地でも注目されているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

This article is a sponsored article by
''.