2026年ワールドカップに向けた各大陸の予選が佳境を迎えている。
アフリカ予選は今月に予選プレーオフが行われた。
13日のプレーオフ準決勝ではナイジェリアがガボンに4-1、コンゴ民主共和国がカメルーンに1-0で勝利して、決勝へ進出。
そして、16日のプレーオフ決勝ではコンゴ民主共和国がナイジェリアをPK戦の末に撃破した。
この結果、W杯常連国であるカメルーンとナイジェリアを下したコンゴ民主共和国が来年3月の大陸間プレーオフ行きをつかみ取った。
世界的ストライカーであるヴィクター・オシムヘンらを擁するナイジェリアだが、予選グループCで南アフリカに次ぐ2位に終わると、プレーオフでも勝ち進むことができず。これで2大会連続の予選敗退となった。
一方、FIFAランキング60位のコンゴ民主共和国は、セネガルが首位通過した予選グループBで2位になると、プレーオフでは強豪2か国を撃破する波乱を起こした。
グループBでは10試合で7勝1分2敗(15得点、6失点)。アフリカサッカー連盟公式サイトは「守備的な組織力を土台にし、拮抗した試合で決定機をものにするスタイル」と伝えていた。
コンゴ民主共和国がW杯出場となれば、ザイール時代の1974年大会以来のことになる。なお、その大会ではユーゴスラビアに9失点するなど3連敗で敗退している(0得点、14失点)。
筆者:井上大輔(編集部)
