古橋亨梧、岩田智輝、藤本寛也の日本人トリオが所属するイングランド2部バーミンガム。
昨シーズンは3部リーグを圧倒的強さで優勝し、1年で2部へ戻ってきた。
クラブ創設150周年となる今シーズンは、プレミアリーグ昇格を目指す戦いに挑んでいるが、ここまで6勝3分6敗で24チーム中11位となっている。
そうしたなか、『Birmingham Mail』は、開幕15試合時点での「通信簿」を発表。岩田と古橋は、10点満点で以下のような評価を与えられていた。
「岩田、7.5点。右サイドバックにコンバートされて以降、本領を発揮しており、その結果、チームも大幅に改善した。この日本人MFは、ミスター100%(常に全力プレー)であり、2部リーグでもその実力で証明した」
「古橋、5.5点。もう少しフィニッシュ精度があれば、まったく違うスコアになっていただろう。9回の決定機ミスはリーグワースト。クリス・デイヴィス監督は公には認めないだろうが、まだゴールがないのは懸念材料だ。彼が爆発し始めることがチームに必要だ」
28歳の岩田と30歳の古橋は、ともに日本代表経験を持つ実力者。
加入2年目の岩田は、ここまで全試合に先発している。守備的MFが主戦場ながら、センターバックやサイドバックでもプレー可能。最近はチーム事情によって、右サイドバックでの起用が続いている。
一方、今夏に900万ユーロ(約16.1億円)ほどの移籍金で加入した古橋は、リーグ戦14試合に出場するもまだ得点がない(得点は8月のカップ戦での1点のみ)。ここからの得点量産に期待したい。
なお、リーグ戦150分以上に出場している選手が対象のため、まだリーグ戦で1分しかプレーしていない藤本は採点なしだった。
筆者:井上大輔(編集部)
