リリアン・テュラム

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所属したクラブ:モナコ、パルマ、ユヴェントス、バルセロナ

マルクス・テュラム、ケフラン・テュラムの父親である名ディフェンダー。現役時代は世界屈指のクラブで中心的な役割を果たし、センターバックでもサイドバックでもプレーできる知的な選手として知られた。

EURO2008を終えたあと、バルセロナからパリ・サンジェルマンへと移籍するはずだったが、メディカルチェックで「心臓の奇形がある」という診断結果が出たことにより、その取引はキャンセルされた。

彼の兄が心臓の病気によって急死していたこともあり、ティラムは家族を安心させるために現役引退を決断。まだまだ現役でプレーできる能力を示していた中、健康を優先してスパイクを脱いだ。

その後はユニセフの大使を務めたり、人種差別反対の啓発を支援するための財団を設立したり、政治的な活動を積極的に行っている。

ファブリス・ムアンバ

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所属したクラブ:アーセナル、バーミンガム・シティ、ボルトン・ワンダラーズなど

イングランド・プレミアリーグでもプレーした元イングランドU-21代表のボランチであったファブリス・ムアンバ。彼が心臓発作に見舞われたのは2012年の3月に行われたFAカップ準々決勝のさなかであった。

前半42分に突如ピッチに倒れ込んだとき、彼の心臓はすでに動いていなかったという。すぐに心臓マッサージやAEDによる蘇生措置が行われたあと、救急車で病院へと運ばれていった。

試合の2日後にようやく意識を取り戻し、必死のリハビリによって回復。一時は現役復帰を目指すとも伝えられていたが、ドクターの勧めもあって8月には現役引退を宣言することになった。

引退後はスポーツジャーナリズムを学びながら指導者としての活動も行っており、現在はバーンリーのアカデミーコーチを務めつつ、イングランドプロサッカー選手組合でプレーヤーのサポートを行っている。

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