日本代表GK鈴木彩艶が手の骨折によって離脱したパルマは、39歳スペイン人ゴールキーパーを急遽補強する方針を固めたようだ。
先日行われたミランとの試合中、他の選手との接触によって怪我を負った鈴木彩艶。
終了後の検査によって左手の舟状骨と指の骨折が明らかになり、13日に東京の慶應義塾大学医学部総合スポーツ医学研究所で手術を受けた。
その影響によって今月招集された日本代表のメンバーからは外れており、必要とされる離脱の期間は3~4ヶ月に及ぶとも伝えられている。
したがって鈴木彩艶が所属しているパルマは新たなゴールキーパーを必要としており、この冬のマーケットで補強を行う可能性が示唆されていた。
そして今回『Football Italia』が伝えたところによれば、パルマは現在39歳のスペイン人GKビセンテ・グアイタを獲得候補の筆頭にあげているとのこと。
ビセンテ・グアイタはバレンシアでプロデビューした選手で、レクレアティーボ・ウェルバやヘタフェ、クリスタル・パレス、セルタ・デ・ビーゴに所属した経験を持っている。
今年夏にセルタとの契約が満了を迎えたあとは所属クラブがない状態が続いており、移籍マーケットの期間には関係なく獲得が可能なフリーエージェントプレーヤーである。
他にも昨季限りでリールを退団した37歳のイタリア人GKヴィト・マンノーネも候補に上がっているとのことだが、いまのところはグアイタが優先されているという。
鈴木彩艶は活躍を見せていたものの、パルマはここまで11試合を終えて1勝5分5敗と苦戦しており、20チーム中17位に沈んでいる。2部降格を避けるため、短期的な補強を行う可能性は高いようだ。
筆者:石井彰(編集部)
