ドイツ2部のハノーファー96でプレーしている日本人DF松田隼風が、クラブ公式WEBサイトでインタビューに答えていた。
JFAアカデミー福島から2021年9月に特別指定選手として水戸ホーリーホックに加入し、次年度に正式なプロ選手として迎え入れられた松田。
2023年夏には水戸と業務提携を結んでいたハノーファー96へとローン移籍し、Bチームで主力として活躍した。
そして今年6月にはそのプレーが認められて完全移籍となり、今シーズンはブンデスリーガ2部で12試合に出場。そのなかで3ゴールを決める結果を残しており、評価を一気に高めている。
その松田が今回クラブ公式のインタビューに応じ、現在の状況やドイツでの生活について語っていた。
「ドイツでの生活は、日本とは全く違うよ。食べ物を買うだけでも、スーパーマーケットに行くだけでもね。何もかも違う。日本では一般的なものは何もないし、店員も、雰囲気も全く違うんだ。
Bチームにいたときはよく自炊をしていたけど、今はそんなに時間がないんだ。昨季までは室屋選手(室屋成)の家族とよく食事をしていたけどね。
今は辛ラーメンのお店のテイクアウトをよく利用しているよ。ダイ(横田大祐)と一緒に、定期的に日本食を作ってくれるシェフも見つけた」
「Bチーム時代から、トップチームの練習によく参加していたんだ。走力に関しては、そこで通用できる手応えはあった。ただトップでプレーした経験がなかったから、3部リーグで試合経験を詰むことにしたよ。
ただ、自信もあったし、自分の能力もわかっていた。今の状況にあることも、それほど驚きではないよ」
「6ヶ月間、毎週ドイツ語のレッスンを受けている。プロチームのメンバーになったので、今はあまりその時間がないけどね。サッカーの用語についてはもうマスターしているけど、それ以外のドイツ語については難しすぎて、完璧には無理だね。
監督は残念ながら日本語が話せないし、僕もドイツ語や英語は完璧じゃない。だから短い言葉でコミュニケーションを取っているよ。それでもお互いに理解し合っている。
ダイ(横田大祐)がいることもとても大きな助けになっている。同じような問題を抱えているし、日本語で会話ができるしね」
「サッカー以外の時間は、家でゆっくりして、テレビを見るのが好きだ。アニメが好きなので、今は『ブラッククローバー』が気に入っているよ」
また、「Yuzu - Coffee Culture」というハノーファーのカフェがお気に入りで、毎日のように通っているそう。いつも食べているのは抹茶ケーキで、それに抹茶ラテ、カフェラテ、カプチーノを合わせているとか。
筆者:石井彰(編集部)
