イングランドのリーズでプレーする日本代表MF田中碧。

加入1年目だった昨シーズンは2部リーグ優勝に大きく貢献する活躍を見せたが、プレミアリーグに昇格した今シーズンは、控えになっている。

また、日本代表として出場した今月14日のガーナ戦では、田中と接触した相手選手が右足を骨折してシーズン絶望の重傷を負う不運なアクシデントもあった。

田中は23日のプレミアリーグ第12節アストン・ヴィラ戦でもベンチスタートだったが、前半20分すぎに脳震盪に見舞われた選手との交代で出場。ただ、後半26分に途中交代となり、48分ほどしかプレーできず。

画像1: (C)Getty Images
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田中は途中出場からの途中交代になり、ダニエル・ファルケ監督はなにか言葉をかけていた。

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リーズは田中をベンチに下げた直後に勝ち越され、1-2の逆転負けを喫している。

『MOT Leeds News』は「田中は屈辱的な場面を受けて、ファルケ監督に間違いなく激怒しているはず。監督に対して間違いなく苛立ちを感じたはずだ。途中出場して、交代で下げられるのはどの選手にとっても決して受け入れやすいことではない」と伝えていた。

『Leeds United News』によれば、ファルケ監督は交代した田中と長い会話をしていたそうで、試合後には交代させた理由をこう説明していたという。

「碧を下げたくはなかったが、第4審判からまたタックルをしたら彼はレッドカードのリスクがあると言われた」

田中は前半アディショナルタイムにイエローカードを受けており、退場の可能性があったために交代させたとのこと。

同紙は「田中は途中投入から途中交代させられた。それは選手が耐えうる最も恥ずかしい瞬間のひとつだ。(ガーナ戦を含めて)田中にとっては難しい数週間になった」としつつ、味方選手の脳震盪によって、29日のマンチェスター・シティ戦で先発起用される可能性があるとしている。

筆者:井上大輔(編集部)

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