スウェーデン1部の強豪ユールゴーデンへ2週間のトライアウトに参加していた京都産業大MF末谷誓梧。

現時点で契約には至らず、一時的に帰国することになったが、将来的な獲得の可能性はあるようだ。

スウェーデンメディア『FotbollDirekt』が報じた。

同メディアによると、ユールゴーデン側は末谷との将来的な契約の可能性を完全に否定しておらず、「2026年に向けてチームの状況が明らかになった段階で、再びオファーを出す可能性がある」という。

Jリーグと同じ春秋制を採用しており、ユールゴーデンは現在、外国籍選手枠の制約や来季に向けたチーム編成の状況を見極めた上で、正式オファーを出すかどうか判断する意向だ。

末谷は身長168センチと小柄ながら、スピードに乗ったドリブル突破が武器のサイドアタッカー。

セレッソ大阪のアカデミー出身で、レッドブル・ザルツブルクの日本代表FW北野颯太とはアカデミー時代の同期だ。

大学3年生となった今年は、今年6月に行われた天皇杯2回戦のFC町田ゼルビア戦で1アシストを記録し、後の同大会王者を相手に存在感を示した。

ユールゴーデンは現在、U-20日本代表DF小杉啓太が活躍しており、今年3月には元日本代表GK権田修一が練習に参加するなど、日本人選手の能力を高く評価しているチームの一つ。

末谷に対しても、ポテンシャルを高く評価しており、チームの状況次第では来季の正式契約も十分にあり得ると見られている。

近年日本では、大学からJリーグを経由せずに欧州へ挑戦するケースが増えている。大学屈指のタレントの去就に注目が集まる。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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