今季の明治安田Jリーグもいよいよクライマックス。J2は最終節を残すのみとなった。
水戸ホーリーホックは前節、V・ファーレン長崎と天王山で激突。結果はアウェイで1-2の敗戦に終わり、首位を長崎に譲り渡すことになったものの、自動昇格圏の2位をキープした。
3位ジェフユナイテッド千葉との勝点は1ポイント差。今週末のホームでの大分トリニータ戦で勝利すれば、悲願のJ1初昇格が決まる。
そんなクラブ史上もっとも重要な一戦を前に、ピッチ外で問題が発生しているようだ。
水戸は26日、SNS上で一部のユーザーによる不適切な投稿が確認され、クラブや選手に多くの意見が寄せられているとして、ファン・サポーターへ注意喚起を行った。
具体的には、クラブ名や選手名、ロゴなどをプロフィールに掲げる一部のアカウントが、対戦相手や選手、サポーター、さらにはパートナー企業や行政に対し侮辱的・攻撃的な言動を行っており、クラブの価値や印象を損なう状況が生じているとのこと。
選手たちからも、SNSでの不要な争いや、クラブおよびJリーグ全体の価値を下げる恐れのある言動について、「非常に残念な想いをしている」「やめてほしい」といった声が上がっているという。
水戸は、Jリーグが推進する健全な応援環境を守るため、誹謗中傷や他者を不快にさせる投稿を控えること、また不適切な投稿に反応せず、公開範囲の配慮や発信内容の受け止められ方を考慮するよう呼びかけた。
悪質な行為に対しては、SNS運営会社への通報や法的措置など必要な対応を行う方針であると表明。ファン・サポーターとともに、誰もが気持ちよく応援できる環境を守りたいとして理解と協力を求めている。
運命のJ2最終節、水戸ホーリーホックと大分トリニータの一戦は、29日(土)14時からケーズデンキスタジアム水戸で行われる。
筆者:奥崎覚(編集部)
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