なでしこジャパンは、11月29日に長崎ピーススタジアムで行われたカナダとの親善試合に3-0で勝利した。
そのなかで、20歳のMF谷川萌々子は、1ゴール1アシストの活躍を披露。
まずは、前半43分に田中美南の落としを左足のシュートで叩き込んで先制ゴール。
後半23分には味方を追い越す動きから左足のグラウンダークロスで藤野あおばの得点をアシストした。
日本人離れしたスケール感を持つ谷川は、左右両足から精度と強さを兼ね備えたキックを蹴り出す。
2024年のパリ五輪ブラジル戦では右足で、今年2月のコロンビア戦では左足で豪快なロングシュートを突き刺した。
2024年シーズンにはスウェーデン1部ローセンゴートで得点王になると、現在所属するドイツの強豪でも2試合連続ゴールと好調。
なでしこのチームメイトもその活躍を認めており、JFAのTeam Camでは、DF高橋はながカナダ戦後にこう話していた。
「萌々子、やりましたね。大活躍だから、いつも。
絶好調のまま、今日もやっちゃいましたね。1ゴール1アシスト…今日もです!
やっぱ、萌々子に今みんな夢中なので…」
三菱重工浦和レッズレディース所属の高橋は25歳と年上だが、谷川の活躍を褒めちぎっていた。
「みんな」と口にした際には、スタンドを見ていたので、おそらくファン人気のことのようだ。
一方、谷川本人は、チームが勝つためにプレーしたとゴールを喜びつつ、「日本で試合をやるのは特別だなと思いました!」と語っていた。
筆者:井上大輔(編集部)
