エマニュエル・アデバヨール 対 ニクラス・ベントナー

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起こった年:2008年
アーセナルでプレーしていた彼らにとって、トッテナムに敗れることは我慢ならないものだったはずだ。2008年1月に行われたカーリングカップの試合で、宿敵相手に完膚なきまでに叩きのめされたとき、アーセナルのFW二人が衝突した。
1-4とリードされて迎えた終盤、ニクラス・ベントナーとエマニュエル・アデバヨールがコーナーフラッグ付近で衝突。アデバヨールがベントナーを突き飛ばし、そして頭突きした。ベントナーはそれによって鼻から出血した。
すぐにキャプテンだったウィリアム・ギャラスが二人の間に入り、エドゥアルド、バカリ・サニャらがアデバヨールを引き剥がした。マチュー・フラミニはベンチから「落ち着け」と怒鳴りつけ、チームは大混乱となった。
最終的にトッテナムはさらにゴールを追加し、アーセナルは1-5と大敗。ベントナーが後に明かしたところによれば、「アデバヨールとは初めて会ったときから全くいい関係になれなかった。お互いに嫌い合っていたし、事件の後も一度も話していない」とのことだ。
クレイグ・ベラミー 対 ヨン・アルネ・リーセ

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起こった年:2007年
リヴァプールのチーム内で発生した有名な事件。試合中ではないが、なんと「ゴルフクラブで殴る」という衝撃的なエピソードで話題になった。
2007年のチャンピオンズリーグでバルセロナと対戦する直前、リヴァプールはポルトガルでトレーニングキャンプを行った。その終盤に夜遊びが許される日があり、クレイグ・ベラミーやヨン・アルネ・リーセ、ロビー・ファウラー、スティーヴ・フィナンがゴルフに行ったそう。
その後にカラオケを行ったとき、リーセは歌を歌うことを拒否して『歌うくらいならノルウェーに帰る』と言って抵抗した。『無理強いするな」と粘ったが、最終的にはマイクを持ったという。
カラオケを終えて部屋に戻ったベラミーは、酒が入っていたこともあってイライラが募り、なんと8番アイアンを持ってリーセの部屋に突入。布団にくるまった彼に対して罵声を浴びせ、ゴルフクラブで足を殴ったと伝えられている。
なんとその際、ベラミーは「刑務所に行くことになっても気にしない」と言っていたとか。リーセが「男なら拳で戦え」と言うと、ベラミーは「明日9時に決着をつけようぜ」と発して部屋を出ていったそうだ。
