先日大きな話題になった、エヴァートンにおけるチームメイト同士の衝突事件。イドリサ・グエイとマイケル・キーンが試合中に口論となったあと、グエイが平手打ちを繰り出したために退場となった。

ただ、マンチェスター・ユナイテッドを相手に10人となったエヴァートンは粘り強く戦い、最終的に1-0で勝利を収めた。

同じチームの同僚が試合中に衝突することは珍しいが、決してこれが初めてのケースではない。『The Football Faithful』から、これまで起こった6つの場面を紹介する。

アンワル・エル・ガジ 対 タイロン・ミングス

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起こった年:2019年9月

スコアレスドローに終わったアストン・ヴィラとウェストハム・ユナイテッドの試合中、同じユニフォームを来た二人の選手が頭をつき合わせる事態となった。

センターバックを務めていたタイロン・ミングスは、前線でプレーしていたエル・ガジが守備の場面で戻ってこなかったことに激昂。それに反発したエル・ガジはミングスの顔に頭を押し付け、一触即発の雰囲気となった。

幸運なことに、このあとすぐに試合はハーフタイムに突入。当時アストン・ヴィラの選手だったジャック・グリリッシュによれば「すぐに収まったし、彼らは握手を交わした。『ピッチ上でそんなことになっちゃいけない。ロッカールームを出たら全員で団結しなきゃいけない』と伝えたよ」とのこと。

当時の監督であったディーン・スミスも「これが我々のグループだ。皆がすぐに対処してくれて、私が何かをする必要はなかったよ」とコメントしていた。

リー・ボウヤー 対 キーロン・ダイアー

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起こった年:2005年4月

プレミアリーグの歴史上最も有名なチームメイト同士の喧嘩。それは2005年4月に発生したもので、ニューカッスル・ユナイテッド対アストン・ヴィラの試合中に見られた。

スティーヴン・テイラーが退場して1人少なくなり、さらに0-3と大きなビハインドを背負っていたニューカッスル。チーム内には緊張が走り、終了まで残り8分となったタイミングで不満が爆発した。

ニューカッスルが攻撃をスタートさせたタイミングで、ボウヤーはダイアーを「なぜパスを出さねえ!」と非難。それに対してダイアーは「それはあんたが最低だからだ」と返答したことがキッカケとなり、両者は向かい合って取っ組み合いを始めた。

すぐに両チームの選手が介入して二人は引き剥がされたが、審判はボウヤーとダイアーの両名にレッドカードを提示。ニューカッスルは8人で残りの試合を戦うことになった。

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